火災だけじゃない! 火災保険の補償内容と補償範囲は?
多くの人が正当な保険金を受け取れていないカラクリ
「不払い」とは、保険会社が正当な理由も無く、お客様に払うべき保険金を支払わない行為をいいます。
お客様に不当な難癖を付けて、保険金をちゃんと払わない行為、それが「不払い」なのです。
残念ながら、保険会社による不払い行為は、火災保険では特に多いといわれています。
火災保険という、頻繁に利用する保険でないことから、契約者の知識が少ないことにつけ込んで、うまく丸め込んで保険会社の出費を減らそうとしているのです。
平成17年2月に旧富士海上火災保険株式会社(AIG損害保険株式会社)が金融庁の検査を受けて、不適切な不払いの存在が判明しました。
この検査を受けて他の損害保険会社も発表された14社の不払い件数だけで13万件超に上り、不払い金額は約50億円になることが明らかになったのです。
金融庁は、平成17年9月に生命保険会社だけでなく損害保険会社に対しても過去3年分の「付随的な保険金の支払漏れ」に関する不払いの調査を命じました。
調査の結果、過去3年で業界全体の支払漏れは、約18万件で約84億円という信じ難い数字がはじき出されています。
この損保会社の不払い問題は、結果として損害保険会社26社へ業務改善命令が出るという、損害保険業界の信頼性を根底から覆す大きな事件となりました(参照:金融庁「損害保険会社26社に対する行政処分について」)。
参考に、行政処分の対象となった損害保険会社(行政処分当時の社名)は以下の通りです。
2011年12月17日付朝日新聞によれば、2001年から10年までの10年間で、保険金不払いは、1136億円に達しています。
保険金は、きちんと請求しなければ絶対に支払われません。
火災保険を申請した際、特に高額の保険金申請を行った場合には、損害保険会社から保険鑑定人が派遣されてくるケースがあります。
損害保険登録鑑定人は保険会社の依頼を受けて鑑定を行いますが、あくまで第三者機関としての当然、中立・公平・公正な考え方が求められます。
しかしながら…
表向きに第三者のように見せかけていても、保険鑑定人が所属している鑑定会社が実際には保険会社の子会社であったり、保険会社の重役の天下り先や元重役の会社であるケースが多いのです。
例えば、保険会社が保険鑑定人に報酬付きで不払いの方向へと持っていくよう依頼している場合もあり、鑑定会社と保険会社は長年の継続的な取引よりズブズブの関係である場合が多いのが現状です。
火災保険を申請した際、特に高額の保険金申請を行った場合には、損害保険会社から保険鑑定人が派遣されてくるケースがあります。
損害保険登録鑑定人は保険会社の依頼を受けて鑑定を行いますが、あくまで第三者機関としての当然、中立・公平・公正な考え方が求められます。
しかしながら…
表向きに第三者のように見せかけていても、保険鑑定人が所属している鑑定会社が実際には保険会社の子会社であったり、保険会社の重役の天下り先や元重役の会社であるケースが多いのです。
例えば、保険会社が保険鑑定人に報酬付きで不払いの方向へと持っていくよう依頼している場合もあり、鑑定会社と保険会社は長年の継続的な取引よりズブズブの関係である場合が多いのが現状です。